双子出産体験記⑥帝王切開後4日後、5日後 双子出産はやっぱり大変なこと!
今日は、帝王切開後4日目、5日目のことを書きます。
このころ、自分の体調の回復が芳しくないこともあり、帝王切開、さらに双子妊娠は、母体にとって負担が大きく、リスクを伴う出産だったのだと知りました。
私の体調回復の様子や、搾乳、帝王切開と比較して回復の早い普通分娩の方の様子について書いてきますね。
目次
体調回復の様子
むくみがひどく、実は肺に水が溜まっていた
私は産後4日目に、出産後3回目のレントゲン撮影を指示されます。
初めての出産のため気が付いていませんでしたが、帝王切開後に3回もレントゲンを撮っていたのは、私くらいでした。笑
先生からレントゲン撮影内容について説明を受けると、「肺にたまっていた水も、だいぶ減りました、呼吸も楽になりましたよね?」とのこと。
「そういえば、楽になったかもしれません。」というあいまいな答えしかできず。
心の中では「え!?肺に水が溜まっていたの?聞いてないよ!てか肺って水がたまることあるの?」とか思いました。
入院中は、先生から聞いていことが多いことに驚く。笑
そういえば、入院中、先生や看護師さんに度々「呼吸苦しくないですか?」と心配されていた私。
酸素吸入器もなかなか外れませんでした。
しかし、出産前からお腹で内臓は圧迫されて呼吸はずっと苦しい状態です。
出産後、肺に水が溜まっていても、産後の方が呼吸は楽でした。
謎の高熱に加え、むくみで肺に水が溜まり、出産後高血圧になるなど、双子妊娠、双子出産は、大変なことだったんだなと改めて思います。
私は、妊娠中に体重が急増して、助産師さんに注意されたこともありましたが、体重増加の主な原因はむくみだったようで、産後4日目には出産前よりも体重は-10㎏、産後6日目にはさらに-2~3㎏と、妊娠前程度の体重まですぐに戻りました。
帝王切開の傷跡のこと
傷跡がどうなっているのか見るのも怖いのですが、シャワー時に、傷跡のテープを取るよう先生から指示があり、指示通りに行います。
テープに血痕がついているし、恐る恐る傷跡を鏡でみてみると、傷跡はフランケンシュタインのそれ、そのものでした。笑泣
本当に傷跡が綺麗に治るのか、心配になります。
(結果から言うと、1年7カ月経った今、1本のピンク色の線が残っていますね。少し立体的。)
回診の先生からは「傷跡は綺麗ですね~」と褒めてもらいますが、素人目には完全にグロ画像でした。笑
普通分娩と帝王切開の回復状況の違い
私の病室は相部屋だったので、入れ替わりがあるのですが、産後5日目の夕方に新たな病室の住人がやってきます!
その方は普通分娩だったとのことなのですが・・出産後2時間くらいでしょうか?スタスタ歩いているではありませんか!
「えーーーー!!!!普通分娩だと、数時間後に歩けるの????」めっちゃ驚きました。
私は手術の翌日もおばあちゃんのような動きだったし、今もしんどいのに・・
普通分娩との回復状況の大きな回復状況の違いに愕然としつつ、この差が恐ろしくなったと当時の日記に書いています。
まぁ、切腹をしているのですから、しょうがないと思いますが。泣
赤ちゃんに授乳できない辛さ、搾乳のモチベーションが上がらない
私は入院中、搾乳のモチベーションがなかなか上がりませんでした。
同室のママたちは、おむつ替えや授乳など赤ちゃんのお世話で忙しそうにしていますが、双子の娘たちはNICUの中。
面会時間が限られているし、直接抱くことすらできません。
入院中1人になると、なんだか悲しくなることも多かったです。マタニティブルーかな。
ずっと1人で搾乳して辛い思いをしていましたが、たまたま、同室にGCUに入院中の赤ちゃんのママがいて、搾乳室で一緒に搾乳をすることが増えました。
その人と一緒に搾乳室で搾乳をするようになり、同じような思いをしているのは私だけではない、と気持ち的に楽になりモチベーションが上がりました。
産後4-5日経過すると、1回の搾乳量が20ml~50mlくらいにまで増えてきたので、搾乳意欲向上につながりましたね。
私が病院で過ごしていたスケジュール
入院中はいろいろな毎日の日課がありますが、それぞれに時間の制約がありました。
毎日行うことは次のようなことがあります。
- 先生と看護師の回診
- 点滴(私は術後の回復が悪く熱が出ていたため)
- 搾乳
- 自分の身の回りのこと(シャワーや洗濯)
- NICUへの面会
これがそれぞれ時間帯が決まっていたりしたので、NICUの娘たちに会いに行くために、シャワー~ドライヤーを15分程度で終わらすなど、慌ただしく過ごします。
帝王切開後5日目のスケジュールは次のような感じでした。
- 7:00 検温
- 7:30 朝食
- 8:00 搾乳
- 10:30 搾乳
- 11:00‐13:00 夫と面会、昼食後NICUへ
- 13:00 搾乳
- 14:00 シャワー
- 15:00‐16:00 義父母と面会、NICUへ
- 17:00 搾乳
- 18:00 夕食
- 18:30 NICUへ搾乳を届ける
- 19:30 搾乳
- 20:00 点滴
- 22:30 搾乳
- 夜間2回程度搾乳
自分でも、スケジュールを書き出さなければ、1日を終えることができず、前日にスケジュールを考えて、チェックをしながら過ごしていましたね。
特にNICUの面会時間は厳しく管理されていたので、限られた面会時間に双子の娘たちに会いに行けるよう、工夫をしていました。
食事や回診、点滴、シャワーが可能な時間帯も病院側の都合で決まっていました。
もっとも、双子の娘たちは、面会時間にいつも寝ていましたが。笑
産後5日目になると、謎の高熱も下がりましたが、外部からの面会者が2組もあると、さすがにしんどかった記憶があります。
薄化粧をするのがやっと。笑
やはり帝王切開はしんどいですね~。
緊急帝王切開後4日目、5日目はこんな感じで過ごしていました。
大変な思いをする帝王切開でも、出産後5日目は、退院前日です。
でも、私の場合は謎の高熱が続いたおかげて点滴が外れず、退院前日になっても、退院できるかどうかわからない状況でした。
担当の先生が夏休み中でしたし。笑
翌日担当医が出勤して、退院を指示してくれるかどうか、心配でしたね。
双子出産って、大変なんだな~。(今となっては他人事感。笑)
退院日のことを書いて、入院中の話はおしまいです。
今後は双子育児中の話を書いていきます!